浮気と不倫の違い
(1)浮気と不倫の定義
ドラマではよく繰り広げられている浮気や不倫問題ですが、現実問題として増えてきております。当事務局でも離婚前に浮気や不倫での相談が多数寄せられております。
ネット調査ですと、20~30代の男女の浮気率は30%ですが、30代前半の未婚女性では45%以上というデータが出ている様です。
そういった意味では、この手の相談が多くなるのも当然と言えます。
「浮気」と「不倫」では大まかな意味で、大差はないと思えますが、世間一般で「浮気」と「不倫」を比べた場合、「浮気」よりも「不倫」の問題が重いと定義されています。多くの専門家でも多少の意見差はあると思いますが、同じような判断が多いです。
一般的な「浮気」
遊び心で1回程度の性的交渉で、本人が反省出来る事。この場合、お互い性行為目当てで愛情が芽生えることはなく、今の家庭を壊してまで結婚する気持はないものです。放置すると性的関係の回数は少ないのですが長期的な関係が続く場合があります。それでも解決出来る状況です。
一般的な「不倫」
遊び心という枠を超えて、お互いに惹かれあい、機会があれば家庭を崩してまで結婚を考えるような関係です。この場合は、現在の夫婦関係の修復が困難になり、離婚に至るケースが多いです。
(2)法務的な意味での違い
実際、世間一般で考えられている「浮気」と「不倫」の大きな意味の違いは、法務的な考え方で捉えるとはっきりします。
法務的な「浮気」の意味とは
婚姻していない男性及び女性が、恋人がいるにも関わらず、他の結婚していない異性に恋愛感情を抱いたり、性的交渉を持つこと。もしくは既婚者で配偶者がいながら、他の異性とデート等、遊びに行ったりすること。
法務的な「不倫」の意味とは
配偶者のある男性及び女性が、他の異性と性的交渉を持つこと。これが「不貞行為」となり、"民法770条"の離婚事由となります。
その為、厳密に言うとただ配偶者が会社の同僚とデートをしただけでは「不貞行為」とは言えないという事です。
逆に1度でも性的関係がある場合、「不貞行為」として離婚できると言うことです。ただ現実問題として1度だけの関係では難しい場合もあります。


